高温の状態での劣化火災時は高温となるため、セメント水和物の脱水反応や熱応力が局部的にかかるため、コンクリート表面の剥離がおこる。コンクリート全体を徐々に温めていけば耐えられる温度であっても、局部的に急激に熱がかかると表面が弾け飛ぶ。
 
中性化の進行火災時にはコンクリートが高温となるため、劣化現象も極めて短時間のうちに進行する。
火災によって高濃度で多量の二酸化炭素が供給されるため、中性化の進行もきわめて早い。