打ち放しコンクリート外壁は、荘厳で独特の風合いから見栄えが良く、加えて造形の自由度が高い事から 幅広いデザインに対応出来る上、その耐久性の高さからも重宝されています。但し、1年中風雨や太陽光線 に晒される環境のため、どんなに丈夫でも経年劣化は避けられません。約10年も経つと表面には雨だれ汚 れ・黒ずみ・色あせ、時にはひび割れが発生し、そのまま放っておくと亀裂がコンクリート内部にまで達し てしまいます。これがさらに進行すると鉄筋も錆びつき、コンクリートを破壊してしまうこともあります。 そうなれば、美観だけではなく、耐久性など安全面の問題も発生し、当然資産価値も大幅に下がってしまいます。
これまでは、一度老朽化した打ち放しコンクリート面をまったく新しく再生することは、非常に難しい技術とされてきました。 しかし、新技術 RC-Fシステム工法 を用いることで、新築時の質感を再生する事が可能となり、さらに高耐候性のセルフクリー ニング性能により、塗り替えサイクルを大幅に伸ばす(約20年)事に成功しました。